韓国企業の新人研修って?

韓国企業の新人研修って?

今回は、韓国のとある研究院で働いたときのお話。(5年前くらい)
結婚して結婚ビザで韓国入りしてきてからの求職活動。
またヘッドハンティング(スカウト)から連絡がありました。
今回は求人サイト「사람인(サラミン)」のスカウト部門からでした。
 
書類は通過し、実際にハンターと直接会って、面接への具体的な話をすると、今回の日本人求人の応募に12人ほどが面接を受けることになっということ。
全国に研究所がある研究院の本社勤務。
官僚の天下り企業なので、院長は当然元官僚の方がやっている、半官公庁的なところでした。
面接は3人ごとに4グループで、面接官が10人くらいいました。でも、ほぼ院長の鶴の一声で決まるといわれました(笑)
 
結果、合格。
 
出勤当日に、契約書など個人的な諸業務をこなし、配置となりましたが、すでに配置チームはきまっていたので、早速ちょこちょこと仕事が始まりました。
ただ、この時期に、韓国人向けの採用があったので、入って1週間後に、他の韓国人と一緒に入社式(同期入社40人ほど)ということになりました。
(いつもの、イレギュラー的な採用www最初の採用をご参考に。)
 
入社式で、さらに、いろんな福利厚生の書類にサインをしました。(やっと正式な入社ができたって感じです。)
 
そして、すぐに・・
新人と呼ばれる年齢でもないけど、同期入社という理由で新人研修にいかされたのです。
 

韓国企業の新人研修って?

 ソウル郊外の山奥の研修センターで2週間みっちり研修です。
小さめのスーツケースに荷物を入れて、平日5日間の研修後、週末は帰宅し、また月曜日にセンター入り。
 
朝から晩(遅いときは9時)まで、講義、講義、講義・・・
で、たまに街にでて上司らと飲み会、飲み会・・・・
 
村というか、山奥だから、徒歩圏内にたいしたお店もなく、
さらに、夜にちょっとそこまで買い物を、なんてことがセンターの許可がおりないとできません。
 
労働基準法、知ってる?!韓国にもあるよね?ってツッコミそうでしたw(当然サービス残業扱い)
 

講義について

 理系の講義も一緒に受けるので、
공학계산기(工学計算機):日本で言う「関数計算機」が必要でした。
THE文系には、何それ?ですよね(笑)
↓これ(ルートや、サインコサインの計算ができる
理系の計算機)

THE文系の私にも容赦なく・・・・
なんとか、大昔使っていた電子辞書に「関数計算」機能があったので(奇跡だわw)それで対応。
いまなら、スマホにアプリがいっぱいあるんでしょうけどね。
 
で、何の計算してたかと?「統計学」の講義受けましたよ。シグマ?微積分?はい?
 ↓教科書一部抜粋
実際は↑みたいに難しそうな問題ではなく、
教えてもらったとおりに、計算すればなんとかなるような問題でしたが。
 
最終日の試験もどうにか合格しました!
(なぜか理系の韓国人が不合格だったという )
 
実は、エクセルでばばーっとできるだろうに、なんで計算機叩かなあかんねん!
とブツブツ文句いいながら、解いてました。
 
さらに、マネジメント、規格、法文などなどの眠い講義に耐えました(笑)
日本人だから、外国人だからっていう扱いはありません。
がんがん、質問される。(当然韓国語です)
 
でも、グループ活動は楽しかったなあ。(←遠い目)
みんな若いから「姉さん姉さん」ってしたってくれるのが(←そこ?!)
あと、センターのご飯は結構おいしかったのがせめてもの救いでした。
 
全国にある研究所を見学するとかいう、これまた、ハードスケジュールな日もありました。
ほぼ、バスに乗ってた記憶と、サービスエリアのご飯が不味かった記憶しかありませんが。
最後の最後の最終日に、登山とかいう、全く持って無意味なイベントもこなしました(苦笑)
 
韓国の新人研修、いかがでしたか?
 
個人的には、
分野にもよると思うけど、自分の業務がきっちり決まってる場合、
広範囲のことを学ぶ研修は、とても無意味に思います。
とはいえ、いわゆる平日の「飲み会」よりはましだよな~と思います。
(飲み会ほど無意味なものってないんですよね・・)
 
でも、ポジティブシンキングな方には、
とても貴重な経験!いつか役に立つ!と受け入れられるでしょう。
(私には無理wwwwww)



世界4分の1in韓国

90年代に韓国語を始めて、韓国に留学、就職。その後アジアを中心に旅人に。 結婚後、また韓国に戻って働きながら&子育てしながらも、現役旅人、海外旅行は1年に1回はかならず行ってる、韓国働き子育て旅人の旅育アラサー日記

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