韓国の法律事務所で働いていたときの業務内容といえば・・・
秘書業
ほとんど韓→日翻訳やレビュー(校正)がメインの業務でしたが、
一応?所属の課は秘書課なので、秘書の仕事もぼちぼち教えてもらっていました。
自分の担当の弁護士や会計士のタイムシート管理。
会議や出張のスケジュール管理。
電話対応。
その他総務的な仕事。
でも、秘書業で一番苦手だったのが、秘書研修。
(入社後2週間ほどありました)
朝は勤務時間の45分前に、指定の会議室で研修。
昼はランチタイム45分間、同上。
夕方は退勤時間から45分、同上。
もちろん、サービス残業です。しかも、課題もあります。
他の秘書は、この研修の時から先輩秘書(メンター)とマンツーマンで業務を教えてもらいますが。
私は、メンターがいませんでした。
しかも、秘書業以外の翻訳業務が量的に半端ない。
今思うと、秘書じゃなくて単に翻訳、レビューのみの仕事からまずやらせてもらえれば、もうちょっとがんばれたのではなかったのかと、思います。
(がんばれなかったので朽ち果てましたからwww)
2週間の研修が終わるとさらに2週間メンターと業務をして、
最終的な配属がおこなわれます。
私は、入社当初から配属が決まっていたので、メンターもいないまま、秘書業務を代行していた先輩秘書から徐々に業務を受け継ぐことになりました。
非常に大変でした。毎日泣きながら課題をやってました。
ストレスが爆発して、結局上司に、「こんなことやってられるか。てめえらより他の業務もいっぱいやねん。やってられるか」な(タメ口ではなかったですが)、
訴えメールを送り、大騒動になったようです。
(上の上の上のほうの弁護士が、こいつ解雇したほうがいいんじゃあ。くらいの勢いで怒ってたそうです)
喧嘩を売るメールを送るのは、この時に勉強したといえば、そうかもしれません(苦笑)
その時のメールを見た同僚から、一字一句間違わずに、完璧な韓国語だったわ。という嫌味もいただきました。
そのあたりからか、周りがいろいろと気を使って業務量の調整もしてくれるようになりましたが・・・
いつの間にか、隣に、ベテランの秘書を配置してきました。
もちろん韓国人です。
これが、大惨事で・・・
この人と相性がさっぱり合わず。いかにも部下を育てたことないようなおばさんだったし、育休あがりで、弁護士から飛ばされてきた感じだったんですよね。
秘書業務はまた次回詳しく。
翻訳・レビュー
当時、自動翻訳プログラムが私のチームにはなかったので、
すべてベタ打ちで翻訳をしていました。
その量、数知れぬ。(苦笑)
200ページの製鉄関係の論文、裁判用の大量の答弁書、準備書面など
会計士チームでもあったので、財務諸表の翻訳などなど。
レビューについては、当時、大型プロジェクトのため、大量の翻訳が必要で、
臨時の翻訳家を雇って翻訳をさせ、そのレビューを担当していました。
ちなみに、臨時の翻訳者(バイト)さんの月給は500万ウォンだったらしい。(高給!)
業務量といえば、定時で帰ったことが何回あったかな?というくらいのハードワークでした。
仕事量が半端ないことで業界では有名でしたから。
特に下っ端時代は、弁護士だろうが下積み時代は夜も帰れないのが常識的。
とはいえ、秘書は基本定時。
私は翻訳に片足つっこんでいるので、士業とともに残業部隊。
でも、暇なときもありましたよ。ただ、日中は暇なのに、夕方から突然忙しくなって、結局定時では帰れない。なんてことも多々。
終電もなくタクシーで帰ることもありました。
一般スタッフなので、タクシー代はでません。だから、士業の方々の経費にタクシー代をいれてもらい、別途現金でもらうという、スマートな方法?を提案してもらい、何度かそれでカバーさせてもらいました。
つづく
(職場近くの手作りバーガー屋さん。ボリュームあるけど、1万ヲン)
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